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診療終了 [日々雑感]

手術をしてから、7年が経ちました。

 

そして、一年おきになっていた定期検診も今年で終わることになりました。

 

診療終了です。

 

子宮頸がんでは、通常5年がひとつの目安、しかも小細胞がんという勝負が早くつくがんということで、4年目くらいからは、もう大丈夫だと思うけどね、と言われていました。

 

5年経ってからも、もう大丈夫だろうけど一応という感じで検診が続きました。

 

わたしとしても、次になるとしたら別のがんなんだろうなと思ったり、5年で終わらないとしたら、次はどのタイミングでもういいよと言われるのだろうと思っていました。

 

区切りがついたことに、ほっとしています。

 

 

 

そして、定期健診が終わったことで、やっと社会的にも患者ではなくなったと考えています。

 

というのも、わたしは最近住宅を購入したのですが、通常のローン審査は通りませんでした。代わりにワイド団信でのローンを組むことができました。健康上の理由で通常のローンは利用できないが、加入条件を緩和する代わりに少し利率が上乗せされるというものです。

 

※団信=団体信用生命保険

 

団信の告知書には、

 

「過去3年以内に下記の病気で、手術を受けたことまたは2週間以上にわたり医師の治療(診察・検査・指示・指導を含みます。)・投薬を受けたことがありますか。」

 

といった設問があります。

 

わたしの感覚では、とっくに治療は終わっているのですが、定期検診に通っている=医師の指導下にある=という捉えとなり、「YES」と回答する必要があるのです

 

 

 

これからは、医療保険にも加入できるのかしら……?今入っているものはとても役に立ってくれたいい医療保険でしたが、残念ながら50歳までのものなのです(-_-;)

 

その前に、コレステロールを減らさないと(;^_^A

 

元々、コレステロールが高くなりやすい体質なのと、卵巣を取ったこととダブルの影響で、高脂血症と言われてしまうのです。決して痩せてはいませんが、標準的な体重なのですが……(-_-;)

 

最近は?ありがたいことに、持病があっても入れる医療保険があるようですね。

 

一般的なものよりは、保険料が高いんでしょうけど(-_-;)

 

 

 

 

子宮頸がんの場合、若くても罹患します。

 

若いうちからしっかりした医療保険に入っておいた方がよいですよ!


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術後の麻痺、しびれについて [各種療法・予防法について]

久しぶりに我がブログに訪れてみると、コメントをいただいていました。

 

後遺症のこと2(足の麻痺)というページでした。

 

このページのアクセスが多いのは、他のサイトに麻痺やしびれのことがあまり載っていないからでしょうか。

 

術後に麻痺が起こったり痺れを感じたりする患者さんは、割合は分かりませんが、一定程度いると感じます。それは、私が手術したときも、私の周りだけでも数名いたということと、このブログのコメント欄を見て感じることです。見るだけで終わる方が多い中、5名の方が麻痺または痺れについてコメントを寄せてくださいました。このブログとしては多い数です。

 

麻痺あるいは痺れは、時間が経つと治ることもあれば治らないこともあるのかもしれません。治るにしても、時間がかかり、何カ月で、何年でということは言い難いのかもしれません。

 

だからと言って、ただ放っておくのと、経過ををみるのとは違うように思います。日本を代表するようながん専門病院でも、未だに麻痺あるいは痺れについて対応していない、する気がない、推測するに明確な方針がないというのは残念なことです。

 

それなりの頻度で起こることなのに、明確な返答をしない、専門機関にもつながないというのでは、患者は不信感を抱きます。それは、病院にとってもいいことではないはずです。 

 

 

*麻痺や痺れが起こる可能性があることを、術前の説明で患者に伝える。(少なくとも私にはなかったので、説明されていない合併症が起こったため、余計に不安になりました。)

*麻痺や痺れが起こったら、 治る可能性があるが時間がかかること、治らない可能性があるならその旨説明する。治るとすればどのくらいの期間をみたらよいのかを知らせる。

*早く治すためにできることがあるなら、知らせる。麻痺の場合は、速やかに専門機関につなぐ。

 

 

このような方針を学会として明確にしていただくべきだと思います。

 

(このような合併症、後遺症であいまいになっていることは、麻痺や痺れだけではないのかもしれませんが。) 

 

患者さんとしては、ただ我慢するのではなく、

①医師に、どのようにとらえたらよいのか質問する。(治るのか、治らないのか、何カ月待てばいいのか、何カ月待って治らなければ何科で診てもらえばよいのか、考えられる原因は何か)

②医師に、他の病院に相談しようと思うが、どの科にしたらよいか相談する。

③院内の相談窓口に相談する。

④院外の病院に相談する。(診てもらうことになれば、主治医に紹介状を書いてもらうことになると思います。) 

といった行動をとられるとよいと思います。

 

ちなみに、私の場合は、先述のページを読んでいただければ分かりますが、どれもできませんでした^^;

化学療法の医師が目を止めてくれて、専門医につないでくれました。

 

 

それと、今日、この件があって久しぶりに がん情報サービス を訪れてみましたら、「生活・療養」のコーナーが以前よりとても充実していました。すばらしい!

 

しびれやリンパ浮腫のことも以前より詳しく載っていますので、参考にされるとよいと思います。

(がん情報サービス 生活・療養 で検索してみてください。)

 

 

あれから6年、再発もなく、麻痺も痺れもなく、リンパ浮腫も改善し(完治したわけではありません)元気に過ごしています。

 

このページを訪れてくださる患者の皆様も、速やかにご回復されることをお祈りします。 

 

 

 

 

 

 

 

 


熊本への思い [日々雑感]

熊本地震

まさか熊本でこんな大きな地震が起こるとは思っていませんでした。

 

物心ついてから、10年を東京の郊外で過ごしたわたし。

中2から高校まで父の仕事の関係で熊本に住みました。

成人してからは、福岡で2~3年。 

その間、大きな(震度4とかの)地震の記憶なし。

関東と違って、地震が少なくていいな~と思っていました。

が・・・。

 

2005年に福岡西方沖地震が起こって、

びっくりして、

それでも、熊本で大きな地震が起こるなんて想像もしていなかった。

 

これって、がんと一緒だなって。

実際になるまで、自分がなるなんて思えない。

 

でも、わたしはがんになったし、熊本は大地震に見舞われた。

 

熊本にこんなことが起こるなら、全国どこだって、大きな地震が起こる可能性があると、心底から思える。

 

本当に、大地震なんて起こりそうもない場所だったんです。

 

でも起こったの。

 

だから、あなたの地域でも、起こりうると思ってください。

 

 

 

 

ゴールデンウイークに、熊本にボランティアに行くか迷っています。

体力的に耐えられるのか。

それ程体力に自信がない自分でも、役に立てるのか。

現地での交通手段はどうしようとか。

もし、大きい余震が起こって、戻れなかったら職場に迷惑かけてしまうとか。

冷静に検討しなくては・・・・。

 

 

地震って、自然現象なのだから、恨むこともできないけど、

 

熊本城があんなに壊れたり、

阿蘇大橋が崩壊したり、

 

悲しいっっっっっっっ!

 

宇土櫓が残ってよかった

 

震災が落ち着いたら、ぜひ行ってみてください。

 

槍をもった足軽が敵が来ないかと狭間から覗く姿を想像できる趣のある建物です。

 

南阿蘇にも・・・。

 

 

あ~まだ、信じられません。

 

だから、自分の目で見ないといけませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


タグ:熊本地震

ドラマ「さよなら私」を見て ~ちょっとだけ乳がんのこと~ [日々雑感]

前回の記事から、なんと半年近く経っていました…

 

さすがにびっくりしました。

 

こんな感じで(は、さすがにだめか)細々ですが続けていきたいと思います^^;

 

 

 

さて、NHKで最近やっているドラマ「さよなら私」を最近見始めました。

 

薫が母性に目覚めるとか、女同士の友情とか、気になるところはいろいろあるのですが…

 

第5回では、友美(心は薫、ややこしい…)に乳がんの疑いがあることが分かります。

 

友美の口から、「死ぬのかもしれない」という言葉が出ていました。

 

 

気持ちは分かるのですが、一度がんを経験したわたしとしては…

 

 

がんになったからと言って、簡単には死なないよ

 

助かる人の方が多いんだよ

 

ステージは何だったの?細胞の型は?

 

 

と、突っ込みたくなってしまいます^^

 

 

そういうわたしも、自分が告知を受けたときは、やっぱり「死」の影を感じました。

 

それって、テレビ、ドラマ、映画から受けた「印象」と自分の知識のなさに負うところが大きかったのだと思います。

(ま、知識があったからといって、すべて合理的に理解できるわけではありません。)

 

だからといって、ドラマや映画で詳しく解説しろとは言わないけど、 何かのご縁で、このブログを覗いてくださった方には、伝えたい。

 

 

がん=死ではない

 

医療が発達して、治るがんが増えている

 

がんが完治していても、簡単には死なない、何年も生きる人がたくさんいる

 

ただし、発見が遅かったり、種類や型が悪かったりすると、短期間で死ぬこともある(発見が遅いor型が悪い=死ではない)

 

だから、定期的な健診が大事

 

なってしまったら、信頼のおけるところから情報を集めて、冷静にたたかうべし

 

 

 

 

 

わたしは乳がんについては素人なので、乳がんにはどんな種類があるのかちらっと検索したら、とてもよくまとめられたサイトを見つけてしまいました。

 

姫路赤十字病院>外科>乳腺疾患>乳がんの種類というページです。

 

 

ドラマの方は、死なない方向で推移してほしいです。

 

それに、いずれは二人が元に戻れるといいですね~^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


タグ:乳がん

LVAから1年半 [リンパ浮腫]

早いものでLVAをしてから1年半経ちました。

 

 

まず思うことは、やってよかった!!!!ということ。

 

不安なく運動ができるようになりました。長時間すると辛いし、乳酸系の動きは無理しないようにしていますが。「これでリンパ浮腫が悪化するかも?!」という不安がないんです。

 

全力でダッシュしても大丈夫!

 

軽いトレッキングなども楽しむことができます。

 

この1年半で、いつのまにか、だんだんよくなってきたように思うので、まだ手術から日が浅い方は、これからの変化を楽しみにされてもいいのではないでしょうか。

 

無理をしたり、弱いストッキングを履いていると、足全体がむくんだり、ももの内側や下腹部にむくみ(痛み)を感じることはあります。

 

 

ストッキングはいまだにはいています。基本はジョブストウルトラシアー20です。他のメーカーのものも使いますが、クラス1以下のものを探して買っています。

 

わたしのように、立ったり歩いたりする時間が長くなければ、着圧ストッキングでもいいのかもしれません。

 

 

傷跡ですが、 ずいぶん薄くなりました。でもしっかり跡はあります。こちらは、まだこれからもっとよくなるのではないかと思います。

 

こちらは、一番傷が治りにくかった内腿の手術痕。

DSC_1019.JPG

 

 

こちらは、すねの手術痕。

DSC_1021 (2).jpg

 

 

赤味はありますが、盛り上がりはありません。

 

お酒を飲んだり、お風呂に入ったりすると、赤味は鮮やかになりますね。

 

温泉やプールなどで足を出すと、何かあるとは思われるでしょうし、薄いストッキングを履くと透けて分かると思います。でも、あまり気にしないようにしています。

 

代償といえばそうですが、LVAをしたことによるメリットに比べたら微々たるものなので。

 

 

そんなわけで、わたしとしてはLVAを受けたことに十分満足しています!!

 

 

 

 

 


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