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セカンドオピニオン、そして転院へ [がんの発見から手術前まで]

自分の子宮頸がんが、小細胞がんである疑いがあることがわかり、がん専門病院への転院を決意しました。
通える範囲にある首都圏のがん専門の情報をネットで集めました。そして、C病院に目星をつけ、まずはセカンドオピニオンを受けることにしました。
元々かかっていたB総合病院の医師も、快く診断書を書いてくれたので、ありがたかったです。

人から、セカンドオピニオンを受けるときは、誰かに同席してもらった方がいいとか、メモをとった方がいいなどと聞き、妹に同席してもらうことにしました。
仕事を早退して向かったC病院、立派な建物を見るとちょっと頼もしい気持ちになりました。(B病院も十分立派な建物だったのですけどね。)

セカンドオピニオンの内容は、
・小細胞がんについては、厳しい戦いをしてきた。勝率は5割ない(5年生存率という意味ではないですよ)
・子宮+卵巣+周辺組織の切除が必要
・抗がん剤の治療もした方がよい。(4ヵ月くらいで、治療と回復期間の繰り返し)

「やっぱりこっちの先生の方がわかっていそう!」

セカンドオピニオンはあくまでも意見を聞く場であるということで、その後、新たに診断書を書いてもらって、C病院に転院することができました。
ただ、セカンドオピニオンで「抗がん剤」という言葉が出たときは、とうとう来たかと心に暗い影が差しました。

初診では、B病院から借りた円錐切除をした組織の標本を預けました。この標本をC病院で調べてもらった結果、後日最終的な診断は、「子宮頸がん Ib1期 腺扁平上皮がん+小細胞がん」となりました。
診察、造影CT・レントゲン・血液検査・尿検査・心電図・排気量の検査の後、医師からの話がありました。


・がんマーカーは陰性
・細胞診(ついさっきの診察で採取)ではがんの残存はなし、もしくはほとんどなし
・抗がん剤は1ヶ月単位の治療を6回行うことになる(セカンドオピニオンの後、内科の医師と話をしてくださったということでしょう)

それにしても、Aクリニックを受診して以来、
子宮頸がんの疑い
   ↓
子宮頸がん 腺がんの疑い 広汎子宮全摘
   ↓
腺がんと小細胞がんの疑い 広汎子宮全摘
   ↓
広汎子宮全摘+抗がん剤4ヵ月
   ↓
広汎子宮全摘+抗がん剤6ヵ月
と、自分でも笑ってしまうくらい、次々と悪い話が出てきたものです。

それでも、C病院に転院できたことで、少なくとも手術については安心して受けられる気がしていました。
B病院では、始めに診断を受けた時点で、広汎子宮全摘の手術日を確保してくれていました。(手術室は2ヵ月待ちだからです)小細胞がんは進行が早いと聞いていたし、転院することで手術が先延ばしになる不安もあり、綱渡りのような気分も味わいました。そんな中で、自分で行動し決断し転院できたことは本当によかったと思います。それに、自分で選んだ道であれば、たとえ手術で何があっても納得できるし、後悔なく治療ができるだろう、そう思えたのでした。


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コメント 3

RINRINNです

はじめまして、RINRINNです。
コメントありがとうございました。
告知からセカオピ、治療と大変でしたね。

私の場合も病院は3か所で診察して頂き
最終的には、専門病院と言う事で国立がんセンターに
決めました。

これからまだ抗がん剤治療が続くと思いますが
長い人生を生きる為の短い時間です。

応援しています!
by RINRINNです (2010-12-09 08:44) 

すもも

はじめまして、すももです
コメントありがとうございました

子宮頚がんと言われても、みんな違いますね
ある先生が言われてましたが「病理は、がんの性格で、ステージは時間に関係するもの。だから、全ての人が違っている。そして、その2つがであったところで治療方法が決まる」面白いなって思いました
そして、どんな説明よりもわかりやすいって思いました

この病気になって、色んなところで色んな人ががんばっているんだなって思った
がんだけじゃなくってもそう

ただ思ったのは、この病気って意外と「仲間」がいるんですよね
がん種は違っていても、結構、いっぱいいるな~~って思った
女性なら子宮・卵巣・乳などなど。
そう思ったら、ちょっと頼もしくなりました

お互い、がんばりましょうね
by すもも (2010-12-09 18:57) 

ひすい

RINRINさん

わぁ~、コメントありがとうございます!
RINRINさんのブログには本当にお世話になって…

他の人にも(治療期間は)長い人生の間の短い時間だよ、と言われたことがあります。

それを信じる力がほしいです。

すももさん

コメントありがとうございます!

私も、病院で出会った人と話すことで、力強く思えています。

ただ、化学療法になってからは子宮頸がんの人にはなかなか会わなくて…

でも、全国にはたくさんいますよね。

わたしも、これからの人たちのために、できる限りの記録は残したいと思っています。
by ひすい (2010-12-10 21:43) 

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