後遺症のこと1 [手術]
・卵巣欠落症
急に女性ホルモンが分泌されなくなったため、手術後数日は、時々のぼせたように暑くなりました。
術後の一時的な症状が過ぎてからは、時々あれ?と思うことはありますが、今のところ自覚なく過ごしています。
・排尿障害・排便障害
広汎子宮全摘手術を受けると、子宮の側を骨盤神経が通っているために、排尿障害が起こりやすくなります。残尿・尿をしたい感覚が弱くなる・頻尿・尿漏れ・尿の勢いが弱いなどです。
それで、みんな排尿訓練を受けます。数時間おきに排尿をして、出た尿の量と残尿量を図り、排尿の感覚をつけるのです。
訓練を始めた日は、どうやって出してよいのかわからない感じで、ほとんど出せませんでした。出せるようになってからも、夜中は寝ぼけているせいか残尿が多かったり。
でも、私の場合は、担当医が、神経を温存するように手術をしてくださったそうで、ありがたいことに結構早めに出せるようになりました。勢いも問題ありません。
最近は、神経を温存するような手術の仕方が研究されているようで、だんだんそれが主流になっていくのではないでしょうか。
ただ、他の患者さんで、1ヶ月近くかかっている人もいました。5年前に手術をした人は、訓練のためだけに3カ月も入院したそうです。(5年前だからでしょうね)
リンパ節をどれだけとるのかなど手術の程度によっても違ってくるので、人と比べずに、訓練をした方がいいと思います。
私も尿をしたい感覚はあるけど以前よりは弱いので、長くとも3~4時間おきには行くようにしています。
排便については、やっぱり始めはどうやって出してよいのかわからなかったけど、自然に出せるようになりました。
術前の説明では、排尿障害と排便障害と両方出ましたが、不思議と排便訓練はありません。酸化マグネシウム(便を軟らかくする)や腸の動きをよくする薬などによって、補助できるからだと思います。
・リンパ浮腫
まずは術後、一時的に起こるむくみがあります。
これはほとんどない人もいるみたいです。体質によるのだと思います。
私はありました。おへその辺りから足まで。
資格のある看護師さんが、リンパマッサージの仕方をマンツーマンで教えてくれます。入院中は暇なので1日に4セットも5セットもしていました。
このリンパマッサージは、筋肉をもむような普通のマッサージとは全く違います。美容のために行うリンパドレナージュとも違うようです。(私は美容の方はやったことがないので、わからないのですが…)
マッサージをすると効果は感じられるので、やりがいはあります。
それでも、術後の一時的なむくみが本当になくなったと感じたのは、術後4~5カ月経ってからです。
また、わたしの場合、点滴などで水分をたくさん摂ったり、足を使いすぎたりすると少しむくみが出ます。きっとむくみやすい体質なんだと思います。
リンパ節を郭清した人は、虫さされや怪我など、リンパ液に黴菌が入るようなことは要注意です。
正座もは厳禁なので、長座がしやすいように座イスを買いました。
私はリンパ浮腫を恐れる気持ちが強くて、夏場は玄関先に液体の虫よけを点けっぱなしにしていました。(ちょっとやり過ぎ)
ちょっとゴミを捨てに行くときも長いパンツをはいて、虫よけスプレーを足にふってから出ていました。怪我もしないようにすごく気をつけていました。
でも、さすがに一生足に怪我もしない、虫にも刺されないなんて無理です(笑)
私も、物を落として足に擦り傷を作ったり、虫にもさされたり…でも、蜂窩識炎にもリンパ浮腫にもならず。もちろんすぐに消毒はしていましたが!
他の子宮頸がんになった方のブログを読ませていただくと、リンパ浮腫が発症した方は、リンパ浮腫のことを意識しなくなったころに、つい無理をしたことが原因になっていることが多いように思います。
だから、これからも油断をせずに予防していかないと。
リンパマッサージも、よっぽど具合の悪いとき以外は毎日やっています。
でも、仕事を再開したら毎日するのは大変だろうな…
リンパ浮腫で悩む方は多いそうですね。
マッサージのときにお気に入りのクリームとか
好きな香りのアロマオイルを使っってみるのもいいですよね。
私は、マッサージ用にホホバオイルにゼラニウムや
イランイランの精油を入れて使ってます。
オレンジフラワーという通販サイトでは、精油もオイルも
生活の木などのメジャーなお店と比べて手軽な値段で買えるので
利用しています♪
by cobachi (2010-12-17 22:58)
cobachiさん、すみませんがリンパ浮腫の可能性がある方はアロマオイルをマッサージには使用できません
私のブログでも紹介していますが、病院からの禁止事項の中に「クリームに香料が入っているものは避けたほうがいい」と書かれています
私の病院ではキュレアの薬用ローションをすすめられました
これはアレルギー体質の人でも使えるので大丈夫です
(皮膚科でも確認しました)
また、がん患者の方には使えない精油があります
《ホルモン治療中の方は避けたほうがよいとされる精油:乳がんなどで女性ホルモンを抑える治療をしている方》
クラリセージ・セージ・ネロリ・サイプレス・イランイラン・ゼラニウム・サンダルウッド・フェンネル:これらにはエストロゲン様の作用があると言われていますので治療中は避けたほうが無難です。
ホルモン補充療法を受けている患者さんは、これらの精油を使うとエストロゲンの作用があるのでいいという事です(子宮・卵巣がんなどで切除している方)
これらの精油は体に使用するのではなく、部屋で匂いを楽しんでくださいね
あと精油は体内に入って作用するものなので、できれば日本アロマ環境協会など信頼できる機関が認定している精油を使用してください
私は「がん体験者のためのアロマセラピー」の講習を受けているので、ちょっと書かせて頂きました
by すもも (2010-12-18 00:56)
すももさんへ
勉強不足で失礼しました。ご指摘ありがとうございました。
ひすいさんへ
余計なコメントしました。ごめんなさい。
by cobachi (2010-12-19 10:23)
cobachiさんのせいではなくて、がん患者とアロマテラピーはまだまだ知っている人が少ないのが現状だと思います
医療現場であっても、アロマについての説明をしてくれるところは、ほとんどありません
一部の医療現場では「アロマ外来」なるものを持っていて、アロマを緩和ケアで使用したりしているところもあったりします
でも、それも限られた場所のみです
でも、アロマ自体はものすごく普及しているのが現状です
また、私も含めて、がん患者さんは不思議とそういうものをしている方が多いのも事実です
そして、リンパ浮腫で行われるマッサージとリンパドレナージュを同じように考えている方も多いのも事実です
でも、これも全く違います
今回書き込んだのは、まだリンパ外来に通っていなくて、基本的な禁止事項を知らない人が読んでしまうと「そうか、いいこと聞いた」みたいになってしまう事の危険性です
すごく難しいですが「善意」で書いてくれた事が症状の悪化に結びついてしまう場合があるという事です
まだまだリンパ浮腫やがんやアロマというものが一般的ではないという事ですね
こういう事が「当たり前」として理解されている社会にならなくてはいけないという事だと思います
cobachiさんもよかったら「医師がすすめるアロマセラピー」という本があるので読んでみてください
色々とすみませんでした
by すもも (2010-12-19 13:00)
ちょっと家を離れておりましたら、その間にアロマについて盛り上がってくださったようで、ありがとうございます。
たしかにリンパ浮腫用のマッサージでは手がすべるオイルやクリームは使わないで、事後に保湿のためにつける感じですね。
cobachiさん
余計だなんて!
いつも気にかけていただきて、ありがとうございます!
昔、ジュリークでラベンダーのハイドレイティングエッセンス(スチーミング用)というのを買ったんです。洗面器にはったお湯に数滴落として、タオルを被って顔のスチーミングをするものです。でも…仕事から疲れて帰ってくると面倒で、何回かしただけでやめてしまいました。
私ってほんとに、体のケアなんかに無頓着だったんです。化粧品やヘアケア製品には気を遣ってましたけどね。
先々月に、たまたまアロマのサロンをしている方と会う機会があり、それがきっかけでそのエッセンスの存在を思い出しまして。お店の人がお湯を浄化する作用があると言っていたので、最近湯船に振り入れて使っています。
私もゼラニウムとイランイランの香り大好きです❤
すももさん
私もその「がん体験者のためのアロマセラピー」という講習受けてみたいなぁ。
エストロゲン様の作用があるアロマは、私みたいに卵巣を取った人にはいいってことですね?!
勉強になるな~♪
by ひすい (2010-12-19 22:49)
ひすいさんもすももさんもありがとうございます。
私の見当ハズレのコメントはあえて残させていただきますね。
勉強不足でほんとお恥ずかしいかぎりです。
by cobachi (2010-12-20 20:42)
cobachiさん
むしろcobachiさんのコメントで、私の説明不足が補足されたというか!
リンパ浮腫用のリンパマッサージが普通のマッサージとは違うことは、リンパ浮腫になった人や予備軍の人しか知らないし、普通は知る必要もないことで…
あえてコメントを残してくださる度量がありがたいです!
by ひすい (2010-12-22 17:56)