SSブログ

退院後のブルーな日々 [手術]

退院から2日目のメモです。

 

朝自分でごみ出しできた。食事の支度、洗濯、布団干し、簡単な片付け…それだけ午前中にやったら、すっかり足が疲れてしまった。夕方足を見ると、脛の内側、足首とふくらはぎの中間のあたりがぷっくり腫れている。むくみがだんだん脛にまで及んできているのか。不安が募る。

それよりも、ショッキングなことが起きた。朝、一度起きてからまどろんでいる間にもらしたのだ。気づくと下着が冷たいので、汗かと思ったが違った。


すぐトイレに行って排尿するが、たくさんは出なかった。すでに少し出していたからかもしれない。


昨日一日、排尿するときに、力を入れなくてもすぐ出る感覚があった。骨盤底筋が弱っているのか。外陰部のむくみが解消された分、尿道の圧迫がなくなったのか。


更にショックなのは、午前4時に一度用を足している(のにもらしてしまった)ことだ。また尿が夜生産される体質に戻ってしまったのか。また、本には、尿もれは術後2、3ヶ月で頻尿に伴い起こると書いてあったが、まだ3週間なのだ。


羽毛布団が少し濡れたので、妹に頼んで干してもらおうかと思ったが、同居人も一緒に来るということだったので、自分で干した。


まだ尿とりパッドは使いたくない。対策として、①なるべく早い時間から夕方までに水分をとり、昼間十分排尿する ②寝る直前に用を足す ③骨盤底筋を鍛える、をやって様子をみようと思う。


でも明日の朝もやっちゃったら、もう観念しなくては。

家に帰ってから二晩続けてあまり眠れていない。


抗がん剤による脱毛のことを考えると、悲しくてさめざめと泣いてしまう。とても平静に受け止められそうもない。誰にも見られたくない。今度も諦めて前に進めるだろうか。笑顔になれるだろうか。あすなろ帽子を被っている他の患者のように人前に出られるだろうか。あの帽子を被っている人を(病院で)見かけると、つい表情を観察してしまう。今夜は泣かずに眠れるか。

排便なし。

その翌日のメモ


昨晩、かつらの店を調べていると、気持ちが落ち着いてきた。やはり悩むより行動だ。
今日電話して、1軒は予約不要、2軒は土日にそれぞれ予約をした。

 

「さめざめ」って、普通自分を描写するときには使わないだろう~って感じですが(^^ゞ

それはともかく、

やっちゃいました、尿失禁(^^ゞ

病院にいるときも、じっとしていたつもりはなかったのですが、帰宅してからの方が、圧倒的に活動量が増えたようで、むくみが解消されてきたのです。(足は夕方はむくんだけど)それに伴い、リンパ液の排出が増え尿量が増えた、下腹部のむくみがとれたため尿道の圧迫がとれた、ことが原因だと思われます。

2回目の辺りは、念のため尿とりパッドをあてていました。(そして、たまたまパッドが切れて、もう買いに行くのも辛いから寝ちゃえ!とやけくそで寝た日に、案の定やっちゃいました)

だから、もし私と同じようなことがあっても、あせらず様子を見られたらいいと思います。

今のところ失禁は、この時と化学療法で入院中に1回です。

それでも油断は禁物なので、普段は、尿意があればトイレに行きますが、なくても2~3時間おきには行くようにしています。また、なるべく遅くに水分は摂らなくていいように、早めに夕食を済ませるようにしています。

心配な時期は、赤ちゃんや介護の必要なお年寄り用の「介護用シーツ」というのが薬局に売っています。それをシーツの下に敷いておくと安心かと思います。

失禁まで行かなくとも、尿漏れというのは広汎子宮全摘を受けた患者さんに多い悩みだそうです。(約4割)せきやくしゃみをしたとき、重い物を持ったときなど、腹圧がかかったときにちょっともれてしまう。手術を受けていなくても、比較的女性に多い悩みのようです。出産や加齢に伴い、骨盤底筋が弱くなるために起こるのだそうです。

私は、前にも登場した『子宮がん・卵巣がん 手術後の生活ガイド』という本に載っている骨盤底筋体操を、しばらくやっていました。

基本は体の力を抜いて、肛門と膣に力を入れるというものです。それを寝たり、テーブルに手をついたり、姿勢を変えて行います。(詳しくは、「骨盤底筋体操」で検索するとたくさんヒットすると思うので、気になる方は調べてみてください)

時間がない人は、肛門に力を入れたり緩めたりということを繰り返したり(電車の中でもできそうですね)、階段の昇り降りをするだけでも効果があるそうです。

 

髪のことは、ほんとに嫌でしたね~。

たぶん、私が見栄っ張りだからでしょう(笑)

でも、行動すると、不安は減りますね。ふわっと蒸発していくような感じ。その辺にただよってはいるんですけど。

 

かつら購入については、また次回に書きます。

 

 


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 4

ブルーデイジー

入院中の病院から転院する際、車の中で髪は短く切らなくちゃね。。。って気が重くなったのを思い出しました。
がん=抗がん剤治療と思っていたし、転移した骨腫瘍との診断で治療法を調べる気力も勇気も無かったのね。

見栄っ張りなんかじゃないよ~。
女性だもの、誰だって思う事だよ。。。。

病気も人それぞれの悩みがあるね。
病気になった所は違うのに、出産、加齢のWパンチで、「尿漏れ」実は私もありました(汗)
くしゃみで「キャッ!」と言う感じ。
「骨盤底筋体操」やってみるね ^^
by ブルーデイジー (2011-02-01 15:59) 

cobachi

私の母の髪が抜けたとき、私もショックでした。
治療に際して、覚悟はしていたつもりだったけどとうとうか。と。
その後、いとこも悪性リンパ腫で化学療法をして髪が抜けましたが、
母が、化学療法後にちゃんと生えてきたことを心のよりどころにしてくれていたようでした。

尿もれは、ありますよね。なんとも切ない気持ちになりますね。

私も骨盤底筋体操を自分のレッスンでもチョコチョコ取り入れています。
by cobachi (2011-02-01 19:02) 

ひすい

ブルーデイジーさん

ぜひ骨盤底筋体操やってみてください

仰向けに寝てするのと、座ってできるのだったら大丈夫ですか?

仰向けに寝て、足を肩幅に開いて膝を立てて、肛門と膣を引き締めたり力を抜いたりを繰り返す

椅子にすわって、足を肩幅に開いて、背中をまっすぐあげて顔も上げて、肩とお腹に力を入れないようにして、ゆっくり肛門と膣を締める

だそうです(^o^)
by ひすい (2011-02-02 12:17) 

ひすい

家族もショックですよね…

主婦の方だと、お子さんの前では必ずかつらを被っているという方もいました

病棟だとあっけらかんとしている患者さんたちも、乗り越えるまでには葛藤があっただろうなって思います

意味はないだろうけど、育毛剤購入しちゃいました(^^ゞ


by ひすい (2011-02-02 12:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

化学療法の説明かつら購入! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。