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化学療法の説明 [化学療法]

転移の話を聞いてから5日目に、腫瘍内科の医師から説明を受けました。ただ、説明をしてくれたのは主治医ではなく、代わりの医師とのこと。(以後、腫瘍内科の主治医をF先生としておきます。)

 

F先生の代わりの医師(この方は優しそうな医師だったが、私の担当医師グループではなかったため、この説明以降は関わりなし)の説明は以下の通りでした。


○子宮頸がんの小細胞がんは症例が少ない。(頸がん全体の1~3%)
○治療の歴史も浅いため、標準治療がない。本当に抗がん剤が有効なのかはわからない。各国でそれぞれの治療を行っている状態。
○体に毒を入れるので、苦しい治療ではあるので、「こんなはずではなかった」と思わないように、納得して始めた方がよい。「ぜひやった方がいい」とは言えない。ただ、した方が得だったという報告が多い。
○小細胞がんであるため、普通は肺がんの小細胞がんの標準治療に倣って治療を行う。
○シスプラチン(CDDP)ともう1種類を使用する予定。
○シスプラチンの副作用
・腎臓への影響
・吐き気(←吐き気止め)
・脱毛(3~4週間で)
・味覚障害
・骨髄抑制(→貧血、感染症)
○まず、入院して副作用の現れ方をみる。
○(私の質問に答えて)シスプラチンの場合は感染症で死ぬことはまずない。
○(私の質問に答えて)治療が終わってすぐ仕事に復帰できるかどうかは、その頃にならないとわからない。

 

「抗がん剤が有効だというエビデンスはないため、ぜひやった方がいいとは言えない」と言われてしまいました。

「しない人もいるんですか」と質問すると、しない選択はあるが、みんなする方を選んでいるとのこと。(そうだよね~)
しない方がましということはあるのか聞くと、それはないとのこと。


治療の歴史が浅いために、子宮頸がんの小細胞がんで手術+抗がん剤の治療をした人で、2~3年生きている人はいるが、治療して5年以上経っている人が少ないため、5年生存率も出せないとのこと。


頼りない話に、治るかどうかもわからないのに苦しい思いをする必要があるのか、という思いが再び湧き起こりました。少しなげやりな気分に…。


ですが、小細胞がんのたちの悪さから言うと、放っておけば間違いなく転移すると自分でもわかるので、治療を受ける以外に選択肢はないと思いました。腹立たしいが致し方なし、そんな気持ちで治療を受けることにした私でした。家族も友達も知り合いもみんな「仕方がない」「がんばろう」という感じで、誰も「やめてもいいよ」とは言ってくれなかった(笑 そりゃそうだ)。


ただ、期間が長いため、どれだけ気持ちを持続できるのかが不安でした。「できるだけリラックスできる環境をつくらなければ」とその時のメモには書いてあります。どんな環境を思い描いていたのかな~?


ちなみに、入院中に知り合った子宮頸がんの患者の方の中に兵庫県に住んでいる方がいらして、その方は自宅から新幹線で通いながら治療するつもりとのことでした。点滴をした日はあまり副作用がないので、可能だと言われたそうです。私もできれば熊本から飛行機で通いたいと思い、それが可能かどうか質問しましたが、はっきりした回答はもらえませんでした。今となってみればとんでもない(笑)って感じです。

 


タグ:化学療法
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