庄内への旅② [旅・仏像・寺社・城]
羽黒山の出羽三山神社を参拝しました。
駐車場には古~い感じの土産店が並び、山伏を受付る小屋が立っています。さすが修験者の山です。
駐車場からの参道を抜けると、手水場と鳥居が。この鳥居には三社の名前が入った額が架かっていました。
参集殿
近づくと、なにやら本殿と思われる方から、祝詞のような歌のような声や楽器の音が聞こえてきます。
本殿(三神合祭殿)でお詣りをしてから中を見ると(開き戸は全て開けてあるのですから誰でも見られるのです。)、お遍路さんのような格好をした人たちが20名ほど座っています。
祭壇の前では、狩衣をまとった神主と思われる人が舞を舞っています。
それが終わると、続いて巫女と思われる女性が舞います。
この二人の舞いが、こう言ってはなんですが素人っぽくないというか見事というか、まるで能の一場面のようなのです。
また、歌が見事なんです。旋律は単調ながら、所々こぶしのように声がかえるところがあり、声は新日本紀行の歌のような感じ。
袖(と言ってよいものか、右手)の方に目を遣ると、横笛を吹く男性と琴を弾く女性が見えます。その女性が生で歌っているようなのです。
修験者の山のイメージとは似つかわしくないほど雅。雅という言葉がぴったりなように感じました。
舞が終わると各団体(○○講、○○講中など)の代表者が呼ばれて、祭壇の近くでお詣りをします。
その後、なんと「くじ」が行われるのです。受付の際番号を渡されていたようで、ある番号が呼ばれ当たった人は「大黒様のお札」が当たっていました。
その後は、お札が配られたようですが、カーテンのような目隠しがされたので様子は見えませんでした。
長々と熱く語りすぎ(書きすぎ)ました。でも、ここはおすすめです。面白い!自身で祈祷を受けなくても、本殿でお詣りをすれば祭祀の様子は垣間見れますしね。でも自分で受ければ、もっと近くで見られるので、次回はぜひ!と思います。
三神合祭殿正面額
神社から参道へ下る道
そんな雅な祭祀が見られてラッキーですね。
木立の参詣道もステキ~。
気持ちがシャッキリしそうですね。
by cobachi (2012-09-09 09:18)
初めまして
鴨媛さんのところからやってきました。
自分の田舎のことが出ていたので、つい書き込んでしまいました。どうもすみません。
出羽三山神社のご祈祷では、とてもよい場面に遭遇されましたね。
男性二人の舞は和舞(やまとまい)で明治時代に春日大社より伝授されたもので、普段のご祈祷ではなかなか拝見することが出来ません。
大人数の講の大々神楽だったようですね。
通常のご祈祷でも、出羽三山のみの三語拝詞、三山拝詞という
ご詠歌のような祝詞を唱えます。「こぶしのように声がかえる」は前者で、「声は新日本紀行の歌」は後者だともいます。
間近で聴くととてもよい気持ちになります。是非、またお越し下さいね。
ご紹介していただきありがとうございました。
by ハマー (2012-09-10 19:45)
cobachiさん
世の中には面白いところがたくさんありますね~
これだから旅行はやめられませぬ^^
by ひすい (2012-09-11 23:58)
ハマーさん
ご訪問ありがとうございます!
地元の方ですか!
詳しい説明ありがとうございます
「二人」というのは、初めに待った神主の方(1人)と後の巫女さん(1名)のつもりでした
団体用の祈祷があるとは!
わたし、ラッキーだったのですね^^ゞ
ぜひまた行きたいと思います
ありがとうございました
by ひすい (2012-09-12 00:06)
私のブログにお出ましくださり、ありがとうございます。
今後とも、よろしくお願い致します。
出羽三山、
とても神秘的な地ですね。
いつかは参拝したいと思っております。
できれば、
みぃさま(蛇さん)とお会いしなくてすむ時期に。(笑)
私は関西方面に足が向いてしまいがちですが、
日本には四季折々津々浦々の魅力が潜んでいますね。
これから涼しくなってお外がうれしい季節、
たくさん楽しみたいですね。(*^_^*)
by 鴨媛 (2012-09-12 21:13)
鴨媛さん
こちらこを御訪問ありがとうございます
これから、行楽を楽しみたい季節ですよね
紅葉も(まだまだ先ですが)ありますし
関西は近くにたくさんいい場所があってよいですね~
うらやましいです
by ひすい (2012-09-15 22:25)