庄内への旅④ [旅・仏像・寺社・城]
<鶴岡市内編>
【注連寺】
かつては湯殿山に向かう参拝者でにぎわったお寺だそうです。現在は、即身仏と天上絵画、七五三掛桜(しめかけざくら)を目玉とするお寺となっています。
即身仏というのは、いわゆるミイラなのですが、自ら修行をしてなるところがミイラとは本質的に別なんだそうです。庄内地方には即身仏信仰があり、ここ以外にも即身仏を祀っているお寺があります。即身仏になるのは、僧ではなく在家信徒だったとのこと。
庄内地方の即身仏の中でも、注連寺の即身仏は最も有名であるようです。というのも、注連寺の即身仏となった人は砂田鉄さん、鉄門海上人として各地で信仰されている人だからです。
身長が165cmと当時としては大柄な方で、なんというか見ごたえのある即身仏でした。
【致道博物館】
敷地内に、明治時代の建物や民家などが集められている、民族文化系の博物館です。旧庄内藩主御隠殿の中で、ロシア人?ぽい制服を着た若者たちの一行と、その人たちを歓待する男性(「酒井」と名乗っていたので、酒井氏の現当主の方だったのではないかと。)を見かけました。民具の蔵は、扇風機を何台も回していたものの、かび臭かったです(汗)
【丙申堂(へいしんどう)(旧風間家住宅)】
庄内藩の御用商人だった風間家が明治29年に建築した建物(国指定重要文化財)。映画「蝉しぐれ」のロケ地になったそうです。
お座敷、庭、屋内の「通り」の石畳なども素敵ですが、圧巻はこの屋根。石で葺いてあるのです。その石の量はなんと4万個。その屋根を支えるだけの丈夫な造りもすごいなと。
こちらは案内をしていただけますし、屋根を葺き替えたときの様子を伝えるビデオもあり、建物の良さを十分に感じることができます。
映画のロケ地になるのもうなずける、実に静かで趣のある場所でした。
即身仏!すごい迫力がありそう。
それにしても古い、しっかり資金を投じた建物は
雰囲気がありますね。いいな~。
石葺きの屋根は初めて見ました。
藤沢周平が好きなので、その建物行ってみたいな~。
浸れそうですね。
by cobachi (2012-09-20 08:31)
cobachiさん
藤沢周平さん好きなんですか?
だったら、庄内は楽しめるかも~^^
おくりびとの舞台でもあるんです
自然豊かなので、映画のロケ地になった場所がたくさんあるそうです
by ひすい (2012-09-20 21:34)