術前の準備 [がんの発見から手術前まで]
準備というほどでもないのですが…
リンパ浮腫は、脂肪がついていると、リンパ管が圧迫されて流れが滞りやすくなるため、体重はコントロールした方がよいそうです。
それで、手術前に少しでも体重を減らそうと言うこともあり、あわよくば免疫力をUPさせようという気持ちもあり、玄米と野菜中心食事、アルコールなしで1ヵ月半ほど生活してみました。
そうしたら、2kg減量できました!
それから、入院に必要な買い物をしたのですが…
婦人科の場合、術後は毎日のように傷口を見てもらうので、前を開けられるような浴衣タイプの寝巻を着なければなりません。手術跡をズボンのゴムで締め付けないということもあります。
円錐切除術で入院した時には、病院の売店で買った浴衣を着ていたのですが…浴衣は前がはだけ安いですし、肌触りがゴワゴワしています。
そこで、高島屋の介護用品売り場(この年で介護用品売り場かよ~と思いましたけどね!)で見つけたのが、これ↓
ワコールの製品で、ラベルには「らくラクパートナー」とあり。
ラベルは素肌で着てもチクチクしないように、ポケットの中に取り付けられています。色はピンク以外に水色とパープルがありました。
これのいいところは、
①ネルのような柔らか素材なので、ゴワゴワしない!手術後2週間くらい経って、普通のパジャマが着られるようになっても、気持ちいいので、夜はこれに着替えて寝ていました。
②甚平のように、腰のところに紐がついているので、はだけない!
③襟元にもマジックテープが付いているので、お腹の部分をはだけても、胸元まではだけない!
値段は7000円くらいするので、短期間しか着ないのにもったいない!と言われる方も多いでしょうが、私にとっては入院中のストレスを減らせた買ってよかったアイテムでした。
それと、私はしなかったけど、術前にした方がよかったこと!
それは脱毛です!手術の前日の説明で、リンパ節を取る(リンパ郭清といいます)と、リンパ浮腫のリスクが高まるが、日焼けや、毛剃りによる微細な傷でもむくむことがあると、初めて聞きました。
それだったら、足は永久脱毛しておくんだったよ~、先生(涙)
ただ、私は元々体毛は少ない方なので、まぁ、なんとかなるでしょう。
濃い方は、手術前に永久脱毛をしておくのもアリかと思いました。(骨盤内のリンパ郭清をする人は足の、乳がんの人は腕や脇の)
あとは…心の準備ですかね。
入院前日に書いたメモにはこう書いてあります。
明日で子宮も卵巣もなくなり女でなくなるというのに感傷がわいてこない。もう少し残念がってもいいんじゃない?
独りの人生こんにちは。
でも独りにならないように周りの人を大切にしよう。
1つ目の「独り」は、女性としての独りです。
私は独身ですが、子宮も卵巣も取ったとなれば、もう嫁に行くことも、誰かと付き合うこともないだろうなと思いました。
がんがいつ再発するかわからない人と、長生きできない人と、わざわざ付き合いたい人います?
それまで付き合っていても、逃げ出す人もいるのに。(その人とはそれまでの付き合いだったということでしょうけど。)
30代になってから結婚願望強くなっていたので、子宮頸がんの診断を受けたころは、随分落ち込みました。
でも、小細胞がんであると判明し、長生きはできないのかもしれないとわかり、半分諦めがついたというか。
それでも、周りの人も可哀想だと思うんだろうなと思うと、人に知られるのが怖かった。
実際、入院中、年配の女性の患者さんの中には、子宮を取ったと聞くと「子どもはいるの?」と聞いてくる人が何人かいました。中には、わざわざ「可哀想に」と言う人も。
ベッドの中でこっそり涙をふいたこともありました。
でも、最近(手術から半年近く経ち)は、このまま独りのままでもいいし、絶対に誰も現れないと決めつける必要もない。
そうなったらそうなったでラッキーだし、そうならなくても、淡々と自分ができることをしながら生きて行けばいいのではないか、という考えが芽生えてきています。
これからも、誰かの心ない言葉や顔つきで傷つくことはあるだろうけど。
それは人生のある局面を知らないが故に出る反応であるのだから。
2つ目の「独り」は、人としての独りでしょうね。病気のここがわかってから、随分家族に支えてもらったし、人に迷惑(という言葉が適切かどうか)をかけてもいいんだ、甘えていいんだ、そうしないとどうしようもないことがあるんだと、分かってきました。
そして、家族以外の人にも心配をかけたし、迷惑をかけたし、励ましをもらった。
これからは、もっと周りの人を大切にしたいという思いが出てきたのです。
ま、病はいろんなことを考えさせてくれますね。
心無い言葉に辛い思いをしたり、
何気ない言葉に助けられたりしますよね。
by cobachi (2010-12-15 08:20)
cobachiさん
私も自分の鈍感さから発した言葉で、人を傷つけたことがあったと思います
人を励ますほうの人になりたいです
by ひすい (2010-12-16 09:34)
初めまして。訪問ありがとうございました。
病気をして初めて家族や周りの方々の想いに触れ、
ありがたくて涙する事が多いです。。。
私も高齢の母に親不孝してしまったと思いました。
でも、明るく、前向きに生きる事が、最大の親孝行ですよね?
お互い頑張りましょうね ^^
by ブルーデイジー (2010-12-21 14:42)
こちらこそ、コメントありがとうございます♡
今までは親孝行することって、結婚することとか、孫を抱かせることとか、高齢になったときに面倒を看ることとかだと思ってました
でも、それができないかもしれないとなったときに、もっと精神的なこととか、心のつながりとかで、あと何をしてあげられるかなって考えてます
元気で明るく前向きにいることは、もちろん一番大事ですね!
by ひすい (2010-12-22 18:58)
”葬られた「第二のマクガバン報告」”という本がおすすめです。
健康に関する本は何百冊も読みましたが、これが最も参考になる本です。
この本は多言語に翻訳されていて世界中で読まれています。
楽天やAmazonなどでも買うことが出来ますが、
迷った場合は図書館でリクエストすれば借りられます。
上・中・下とありますが、上巻だけでもどのような食生活をおくるべきか十分わかります。
ぜひ一度読んでみてください。
http://ghope.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
by NO NAME (2015-04-12 22:59)