逡巡 [日々雑感]
この冬の休暇を利用してLVAの手術を受ける予定です。
入院期間は1週間。
少し早目に冬休みをいただくことになります。
これが私にとってはストレス!
今日できなくても、明日やればいい…という仕事ではないため、代わりの人のために、さまざまな準備をする必要があります。それに、年末に終わらせておきたいことも、少し早目に終わらせなくては…。
そんなわけで今日は二日酔いの後、休日出勤して7時間を職場で過ごしてきました。
こんな思いをしてまで、この時期に手術を受けないといけないの~?!(しかも効果は保障されていないのに!)と思いますが…。
先月旅行(そのうち記事にできれば…)したときも、急な山道を登らないといけないことになり、膝上がたぷたぷになり^^;往生したのです。
それに、去年の丹毒!あれも1週間以上仕事を休まないといけないことになり辛かった…。
今手術を受けるという選択でいいんだと、自分に言い聞かせています。
気になっていることがもう1つ。LVAを受けた後、L病院ではどのように効果を診断するのでしょうか。
わたしの場合、サイズの変化はあまりないと思われるので。
手術前にはICG検査を行わなかったため(手術の直前にはリンパ管の位置を調べるため検査をするはずですが)、術後もわたしの自覚症状のみで判断しかねないと思ったり、きっとICGでリンパ管のつながり具合を調べるはずだと思ったり。ま、入院したときに質問すればわかるわけですが。
もし、L病院で術後に検査をしないのであれば、I病院で検査をして診断してくれないかな~、そんなの虫がよすぎるかな~と思っているところです。
お別れ [日々雑感]
先日、祖母を亡くしました。
かなり高齢で、ここ二年ほど前からは寝たきりで会話ができませんでした。
そのような状態になることをとりわけ嫌がっていた祖母でしたので、悲しみより、やっと楽になれたのかなという気がしています。
本当の別れが来てしまったという寂しさもありますし、一世紀近くを生き抜いた祖母に尊敬の念も感じます。
わたしは、祖母が旅立つときには、きっと虫の知らせなり枕元に立つなり、何らかの形で知らせてくれるのではないかと密かに思っていました。
というのも、祖母は、神仏への信仰をはじめ目に見えない世界のことを当たり前のように信じていた人で、わたしが子どもの頃、祖母が見た正夢の話をいくつかしてくれたこともあったからです。また、孫の中でもわりと私を可愛がってくれていましたし、意思の強い人だったからです。
ですが、実際には何も起こりませんでした。
わたしは霊感が全くないので、キャッチできなかっただけかもしれませんが…^^;
年末年始に帰省したときに、こんなことがありました。
祖母を見舞って声をかけていると、ここ数年は薄眼を開ける以外の反応は見せなかった祖母が、枕から頭を上げ、ぱっちり目を開けて、漫画のような笑顔の口になって、しばらく私の方を見つめたのです。
はっとして呼びかけても、返事はありませんでした。1分間くらい(に感じました)続くと、また元のように枕に頭をつけて目を閉じてしまいました。
直前に、看護師さんが病室の外から私たち家族にあいさつをされたので、看護師さんに対する反応だったのかもしれません。ここ数年私が見ていた様子とはあまりに差があったので、何かの反射なのかとも思いました。
それとも、その一瞬意識がはっきりして、私だと判って笑顔になったのだろうか、そうであってほしいとも思いました。
あれは何だったのだろう、と何度か思い返すことがあったのですが、今回妹と祖母の話をする内に、答えが見つかりました。
妹が先月帰省したときに、やはり祖母がぱっちり目を開けて、何か言いたそうに口をぱくぱくさせていたというのです。
わたしたちと会うのが最後だということがわかって、祖母は別れのあいさつをしてくれたのではないか。
こうやって文章に起こしてしまうと、偶然と言われればそれまでの思い込みのような気もしてきます。
でも、祖母には、そういうことを起こしそうなところが確かにありました。
こう書きつつ、わたし自身は霊感が全くなく、非科学的なことは9割方信じていません。
こんなわたしは、虫の知らせを起こすことも誰かの枕もとに立つこともないだろうなと思います^^ゞ
寝たきりや痴呆になることを嫌がっていた祖母。
まだときどき意識がはっきりすることがあった時期に、父に「もういいけんね」(延命はしなくていいからね)」と伝えたそうです。
そんな祖母ですが、寝たきりになった時期は、わたしが見る限り(といっても年2回しか行けませんでしたが)穏やかな表情をしているように見えました。
わたしも自分が寝たきりになったり、痴呆になったりするのは嫌というか嫌悪すら感じてしまうのです。若いときは長生きまではしなくていいからポックリ行きたいなどと考えていました。
でも、祖母のように与えられた命をひたすらに全うするのが、人の本分なのだと改めて思いました。
与えられたこの体、自分の足で歩んできたこの人生を最期まで生き抜いて行こう、そんなことを再確認したのでした。
「蕭白ショック!!」@千葉市美術館 [日々雑感]
今日は友達に連れられて、「蕭白ショック!!曽我蕭白と京の画家たち」を観てきました。
その友達というのは、前にこの記事に登場した肝がんの友達です。
一時は外科的な治療はもう行き詰まりと言われ、造影剤アレルギーがあるにもかかわらず、別の病院で塞栓術を受けて、 元気でいてくれています。まだ治療は続いているけれども…。
さて、タイトルの展覧会の主人公「曽我蕭白」は1700年代に生きた京都出身の画家です。
奇才と言われています。
ほかのブロガーの方のように、作品の写真を載せるのってどうしたらいいのか(勝手に美術館のサイトからコピーして貼り付けていいものか~?^^;ネット音痴)わからないので、写真は美術館のHPで見てください。
千葉市美術館
http://www.ccma-net.jp/index.html
今、東京国立博物館で開催されている「ボストン美術館 日本美術の至宝」展でも、蕭白の絵が話題になっているので、メディアで取り上げられているのを見た人も多いかもしれません。(これを書いている今も、NHK教育でボストン美術館展の特集をやっている…)
特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」
このボストン美術館展を観て以来、蕭白はわたしのお気に入りなのです。
写真を載せずに説明するのは難しいですが、当時の普通の日本画とは一味も二味も違っています。常識にとらわれず自由に描いているところ、豊かな表情、インパクトのある筆使い、漫画のような表現…。
千葉市美術館の展覧会では、蕭白の絵を時系列に並べるとともに、同時代の画家の作風とも比較できるようになっています。
蕭白という画家を理解するのに役立つ展覧会です。
同時代でも作品によって別人?!っていうくらい画風が違ってはいるのですけど。(お酒が入ったり、何かが憑依したり、テンションが上がってた?!^^)
初期・中期の作品が、自由で突き抜けてる作品があって面白かったです。
後期は山水画が多くて、より洗練されているかな。
この展覧会、5月の20日までなのです。
ボストンの方は、6月10日までやっています。こっちはホントにホントに必見です!蕭白以外にも、見ごたえのある作品が山とありますから! 東京の後は、名古屋、九州、大阪に巡回するようですよ。
これから、日本画を見る機会があれば、曽我蕭白の作品がないか、要チェックです!
美術館の帰りに食べたネイチャータンドールというお店のカレーもおいしかったし。
よい休日でした。Nさんありがとうね!!
充電しました [日々雑感]
しばらく更新していませんでした。
便りがないのは元気な証拠^^
健康については変化がなく…書くことがみつかりませんでした。
2月に丹毒を発症した後、鼠径部のあたりがむくんでいたのですが、それも収まりました。
相変わらず、一日働くと腿の付け根に近い場所がむくんでかたくなりますが、一晩寝れば収まり、サイズに変化はなし。リンパ浮腫は落ち着いています。
強いて言えば、疲れやすいのと、お酒が弱くなりましたかね~。(って、ただ年のせい?!^^ゞ)
GWは習い事、美術鑑賞、食事、買い物、それに休日出勤で過ごしました。
美術館のうち1つはBunkamuraザ・ミュージアムだったので、ついでに渋谷ヒカリエに行ってきました。
オープンしたばっかりの商業施設に行くなんて、めったにない冒険でしたが…案の定入場制限&行列でした!
でも、たまにはあんな話題の場所に行くのもいいものです。
さ、また今月も元気にがんばるぞ~^^
がん専門病院での治療によって生じたリンパのう胞炎は、どこで治療してもらったらいいのか [日々雑感]
長いタイトルですみませんでした。
丹毒のことで入院させていただいたB病院ですが、実はすんなり治療していただいたわけではありませんでした。
わたしの既往歴と足の付け根が痛いことから、蜂窩織炎だけではなく、リンパのう胞炎も併発していることが疑われました。
初めは、院内の婦人科にも診てもらうことが検討されました。ですが、皮膚科と婦人科とのやりとりの中で、術後の経過のことがあるから現在の本院(主治医がいる病院ってことだと思います)であるC病院で診てもらうべきだということになりました。
そのことを伝えられ、わたしは当惑しました。
C病院に行くには、タクシーというわけに行きません。電車を乗り継いで1時間以上、その間立ちっ放しの可能性もあります。鼠径部の痛みを引きずって行くには辛い道のりです。それに、炎症に対してよいことだとは思えませんでした。
その上、これまでの経験からすると、C病院に行っても投薬されるだけで受けられる治療はB病院で受けられるであろう治療と変わらないだろうと思いました。
悪化のリスクを負ってまで行く必要性は見出せませんでした。
わたしの懸念を伝えても、中がどうなっているかわからないからC病院で診てもらった方がよいと言われます。
ただ、念のため血液検査をして、その結果を待つ間、C病院に連絡をとるように言われました。
C病院に電話をすると、運よくE先生がつかまりました。
言われたことは、
安静が一番だから近くの病院で診てもらえないのか、
一般の病院はがんって言うと構えてしまうが、12月に診たばっかりだから、再発の心配はない、
ということ。
血液検査の結果を待つ間、皮膚科の外来で待つことになっていました。皮膚科の医師たちが最終的な結論を出す前に、E先生から言われたことを看護師を通じて報告させてもらいました。
再び診察室に呼ばれてみると、「CRPが高いため入院した方がよい」という方針に変わっていたのでした。
しっかり治るまで面倒をみていただきましたし、もしまた蜂窩織炎or丹毒になったら診てくださるとのこと。(ホッ)
感謝、感謝です。
去年のリンパのう胞炎のときも、地域の医院とC病院との間で宙ぶらりんになっているような気分になりました。
リンパのう胞炎になっている最中にC病院の外来があったにもかかわらず、積極的に原因を特定してもらえず。
地域の病院では、がんの治療が原因でリンパのう胞炎になっているので、C病院で診てもらわないといけないと言われる。
でも、C病院は、がんの治療以外のこと(合併症など)についてあ最低限の対応しかしたくないという姿勢をひしひしと感じる。(直接的ながん治療に勢力を注ぎたいのは当然なので、どこまでも対応するわけには行かないのは理解できるのですが…)
蜂窩織炎については一安心だけど、今後またリンパのう胞炎になったとき、どこで診てもらったらいいのか。
今回、リンパのう胞のことを話さなければ、案外すんなりB病院で診てもらえたのかもしれません。
リンパ浮腫については、他の病院で問題なく診てもらえてるし。
例えば子宮全摘をした人がかかりやすい膀胱炎についても、きっと泌尿器科で普通に診てもらえるはず。
リンパのう胞炎だけは一般の病院のどの科で診てもらえばいいのかわからない。
やっぱりC病院で診てもらうのが妥当なのか。
でも、がん専門病院って、一つの県に1つか2つだから、遠くから通う患者は多いはず。感染症になったら、近くの総合病院で治療してもらったほうが楽なはず。(投薬にしても、外科的処置をするにしても)
いざというときのために、E先生に確認しておかないと、と思っていました。
ところが、最近行った定期健診の結果…
リンパのう胞消失。
吸収されていました!
半年前の画像にはまだ映っていたのに…
ヤッター!!
1つやっかいなものがなくなりました^^
ということで、タイトルの件については、根本的な解決はできませんでした。すみません。
別の意味で根本的に解決されてしまいました^^ゞ
また、別の似たようなことが起こったら(笑)、解決したいと思います…。
ついでに(?)申し上げますと、今回の定期検査も無事クリアいたしました。
またしばらくは日々の生活に専念できます。
ありがたいことです。